12月/4年生
勉強の習慣が身についたら全力で”間違い直しノート”へ取り組む
1. 間違い直しノートに全力を注ぐ
ふたりの子供の受験を終え、多くの受験生の親の方々へ経験談を聞いてきた私の結論。受験対策でもっともその影響が大きかったのが”間違い直しノート”でした。
中学受験の勝敗を決めるのはコレだった
王道中の王道かもしれませんが、結局はウルトラCの裏技など存在しない、地道に王道の営みをコツコツこなしたものが勝利する。それが受験ということです。
ただしその王道にも
コツコツだけではなくテクニックがあるのは事実
今回は、ぜひ4年生のうちからマスターして欲しい間違い直しノートの作り方をご紹介します!
1-1. 間違い直しノートとは
間違い直しノートとは、その名のとおりテストや宿題などで自分が間違ってしまった部分のみを記録したノートのことです。王道の勉強法で多くの専門家も推奨しています。
特に4年生のうちは勉強というものの定義がアヤフヤだったりします。我が家の子供も勉強というものを、誤解している時期がありました。
・宿題を終わらせることが勉強。
・計算ドリルをひたすらやることが勉強。
・問題集を解くことが勉強。
中学受験における勉強のシンプルな定義は『間違えた所を次にできるようにすること』を繰り返すこと。その副産物として出来上がるのが間違い直しノートです。
勉強の定義を教えるということにつては、本連載の4年生11月号に詳しく記載していますのでご参照ください!
今、コレをやろう!4年生11月号
https://metasc.ai/original/yuzupa/nov4
1-2. 親子のサイクルで作る
いざ、間違い直しノートの運用をはじめてみると、子供ひとりの力ではできないことが分かります。間違い直しノートは必ず親子でいっしょに作ることをオススメします。
間違ってしまった問題を、ただ解き直すだけであれば子供の独力でもできるでしょう。ただし、間違い直しノートの特性上、必ず以下の問題がでてきます。
間違い直しは子供ひとりでは出来ない
・そもそも間違えた問題…答えや解説を見ても分からない
・次に解けるようになるための分析が子供独力では無理
そこで我が家では、平日の子供がひとりにの時は問題を解いたり、単純な丸つけをしたりする作業をし、土日の親子でいる時間は全て間違い直しに使いました。
勉強というものが板についてくる6年生であれば、ある程度は自分でできるようになります。しかし中学受験では、原則として親子で間違い直しをするのが得策と考えます。