5月/4年生
【やらなきゃ損】キーワードは3!国語力爆上がりの音読習慣
1. 国語講師が口をそろえて推奨する音読
国語の先生達が口をそろえて推奨する勉強法の代表格として ”音読” という勉強法があります。しかし親である私自身は学校の課題で嫌々やった経験はありますが、勉強法として取り入れた記憶は全くありません。中学受験を経験していないからでしょうか…。色々な先生が言うので我が家でも試しに、この音読とやらを取り入れてみました。息子が4年生の夏休みが終わったころです。
結論として
“もっと早く始めれば良かった”です…
音読で国語の偏差値が上がるとか、文章を読むスピードが上がるとか、よく言われています。しかし、私にとって目からウロコ的な収穫…それは第三者から見て子供の文章の理解度が明確になるという点です。
1-1. 最大の収穫は”理解度が分かること”
音読といっても子供がひとりで勝手に読んでハイ終わり…ではありません! 親である我々がすぐ隣に座って子供の読む声を聞いてあげるのが中学受験における音読です。
子供が文章を読んでいるのを聞いていると…
理解しているかどうか”手に取るように”分かります
受験生にとってのイチバンの悩みは何でしょう。算数でも理科でも社会でも自分が何を理解していないかを正確に把握するのが超難しいということではないでしょうか?
ところが音読をやってみると、子供本人ですら把握していない ”何を理解していないか”が、第三者的な立場にいる親にも把握でき、今後の勉強のヒントになります。
何を理解していないかさえ分かってしまえば、いとも簡単に、効率的な勉強をすることができちゃいます。
1-2. ただ声を出して読むだけではない!!
音読と聞いたときにどんな場面を思い浮かべますか?少なくとも私は、声を出して文章を読む。ただそれだけでした。が… 実は重要な追加工程があります。
文章を読み終わった後に
簡単な質問タイムを設けるということ
5分~10分程度かけて文章を音読したら、親が質問者役になって、その文章に関する質問を投げかけます。質問といっても決まり切った質問パターンです。
詳しくは後述しますが、物語文であれば場面の移り変わりや登場人物の気持ちなど。説明文であれば、筆者の主張したいことや説明の言い換えというような感じです。
結果的に文章を読んで理解して、
質問に答えるために考えるという思考が走ります
コレはまさに国語の問題を解く過程そのものです。この質問のやり取りこそ、国語講師がみな音読という勉強法を薦める理由なんだと実感しました。
1-3. 音読で必要な3つの条件
お伝えしてきたとおり音読といっても”ただ声を出して読むだけではダメ”です。音読を実際の受験で使える実践的な国語力を強化する ”勉強”とするために条件をまとめます。
条件① 親がすぐとなりで聞くこと
親がとなりで聞いてあげることが最も満たさなくてはいけない条件です。そこで意味が理解していなさそうなところ、文の区切りがおかしいところ、漢字の読みが間違っているところをしっかりピックアップします。
条件② 音読後に質問タイムをとること
その文章を正しく理解しているかのチェックという目的もありますが、国語の問題の王道パターンを回すのが最大の目的です。文章を読んで、質問に答える。親は子供の回答を聞けば何が分かっていないかも把握できます。
条件③ 決まった時間に毎日やること
計算も暗記もそうですが…脳はまとめて長時間やるよりも時間は短くても毎日やる方が習得するということが分かっています。もちろん音読も例外ではありません。毎日習慣的にやることが大切な条件です。
音読の概要が分かったところで、いよいよ我が家で実践した具体的なやり方のご説明へ移りましょう!