6月/4年生
志望候補校を探る第一歩!学校案内本の徹底活用術
1. 学校選びで”学校案内本”を徹底活用
例年4月から6月頃になると書店の中学受験コーナーに並べられる受験にはなくてはならない書籍があります…
学校案内本と呼ばれる…
やたら分厚い事典のような書籍です
これが我が家の受験にとって必須の本となりました。受験をすると一口に言っても選べる学校は無数にあります。それは首都圏だけでもなんと300校以上にも及びます。
我が家が学校選びの入り口として徹底活用したのがこの学校案内本とよばれる本。この中学受験本をベースにだいたい15校を受験校補校として選びました。
この中学受験本について使い方をご紹介します!
1-1. 学校選びに有益な情報が掲載
まず…この本にどのような情報が掲載されているかということをザックリとみてみましょう。
自分の子どもが通う学校で何を重視しますか?
我が家では… 通学時間が長くならないことは最も重視した条件です。息子は男子校でも共学校でも良かったのに対し、娘のほうは共学校を希望していました。
親としては大学の進学実績や教育方針も気になるところですね…。学校の基本的な情報はだいたい掲載されています。実はあともう一つ重要な情報が載っています。
模試の偏差値と合格ラインの情報です
実はこの学校案内本、四谷大塚やSAPIXや日能研といった模試を主催する大手塾が出版しています。
大手塾が主催している模試でどれくらいの偏差値を取っている生徒が合格しているかという情報ですね。
1-2. 各社から毎年4月から6月に発売
この学校案内本は4月から6月にかけて毎年発売されているようです。我が家では塾は早稲田アカデミーで模試は四谷大塚の中心に受けていましたので、四谷大塚の「中学入試案内」を購入しました。
今後子どもがメインで受けるであろう”模試”を主催するところが発行しているものが、偏差値や合格データという観点では最も参考になるでしょう。
(1)四谷大塚 中学入試案内
(2)SAPIX 中学受験ガイド
(3)日能研の学校案内
1-3. 学校案内本で注意すべき3つの事項
中学校の情報が網羅的に載っている便利な学校案内本。受験初心者の私にとっては…ちょっと気をつけなければと思った点がありました。3つほど紹介します。
①出版社によって偏差値は全く別モノ
中学受験の経験者であればもはや常識(?)かもしれませんが…各社の学校案内本に載っている偏差値はまったくの別モノですので、初心者は気をつけなければなりません。
四谷大塚の偏差値60とサピックスの偏差値60
これらは別モノでその価値も違います
同じ偏差値でもサピックスの方がその価値は高くなります。在籍する生徒母集団の学力が違うためです。自分が受ける模試の主催が出版するものを購入しましょう。
②募集要項はあくまでも去年の情報
受験本番では超重要な情報である募集要項。具体的には受験日とか受験科目とか配点とか…。このあたりの情報はもちろん去年度の募集要項の情報です。
年度によって変わることもあれば
募集要項を読まなければ分からないことも!
受験において親の最も大切な仕事のひとつは ” 募集要項の熟読 ” です。私も自分のミスによる子どもの悲劇だけは避けたく、もちろん血眼で熟読です。
③毎年あたらしく買う必要は無い
学校選びという視点で活用するのであれば、正直買い直す必要は無いと思います。2年~3年で学校の内容がそれほど変化するワケでもありません。
兄弟姉妹で長期にわたり
受験する場合は買い換えましょう
我が家の場合は兄と妹で3つ違い。中学受験は6年にわたって経験しました。この6年間で2冊の学校案内本を購入しました。2冊とも四谷大塚です。