7月/6年生
最後の夏 親主導で苦手克服5つのステップ・3つのコツ
1. 6年生の夏休みは”苦手克服”の一択
受験生にとって夏は天王山。夏を制するものは受験を制す。昔から言われている言葉ですが、時代が変わったいまもこの言葉は変わらない普遍的な考え方です。
夏は自由に使える時間が多く
取り組み方でライバルとの差がつきやすいから
そうとなれば、特に6年生は超重要です。塾まかせ、家庭教師まかせではいけません。結果に対する責任は取ってくれません。親主導の夏休みの過ごし方を!
そして6年生の過ごし方は苦手克服の一択です。
1-1. なぜ苦手克服に全力を注ぐのか
ごく一部の受験生をのぞき、多くの受験生が点数を思うように取れない苦手単元を抱えたまま6年生の夏休みを迎えます。なぜ苦手克服に全力を注ぐべきなのでしょうか?
理由はとても明白
最もライバルに差をつけるのに”効率的”だから
いやいや…得意単元をさらに伸ばした方が差がつくのでは?確かに誰も解けないような問題をひとりだけ解くことができればライバルに差をつけることができるでしょう。
しかし事実として入試問題は
超基本問題の1点も超難問の1点も全く同じ価値
だったら、少ない努力で獲得できるであろう基本的な問題や標準的な問題を着実に取れる方に労力を使った方が、圧倒的に”効率的”…だから苦手克服せよと言われるのです。
1-2. 苦手克服唯一の手段 ”正しい間違い直し
では苦手単元を克服するにはどうすれば良いでしょうか?もちろん裏技などあるワケもなく、唯一の手段は ”正しい間違い直し” をひたすら繰り返すことです。
“正しい”とはどういうことでしょうか?
自分の目指す偏差値帯にあった問題の間違い直しをすること、そして同じような問題が出題された時に、できるようにする工夫をしているということです。つまり…
- 自分の目指す偏差値にあった問題”のみ"直す
- 次回は解けるように”未来の自分にメッセージ”を残す
これらを満たすのが正しい間違い直しです。
1-3. 最も重要な工程は親による苦手分析
では苦手単元を克服するにはどうすれば良いでしょうか?もちろん裏技などあるワケもなく、唯一の手段は ”正しい間違い直し” をひたすら繰り返すことです。
苦手科目くらいは分かっているが
苦手単元となるとちょっと分からない…
これが一般的な感想ではないでしょうか?
じゃあ、通っている塾の先生は正しく把握しているでしょうか? 先生によっては、生徒ひとりひとりの苦手単元を把握しているかもしれません。
でもそれは保証されません
だったら…親である我々が子どもの苦手を把握すべきです。つまり親である我々の最も重要なミッションは子どもの成績を分析して苦手単元をつきとめることです!