1月/5年生
いよいよ6年生へ…子供に最適な学習優先度を考える
1.6年生で大きく変わる3つの変化
中学受験における年間計画は2月が基点になっていたりします。その理由は2月の頭に受験本番があり、この入試本番をめがけて準備するためです。
多くの塾のカリキュラムも2月基点です
5年生にとっても2月という月は、入試本番まであと1年を切るという節目。家庭での受験勉強に対する取り組み方もガラリと変える必要がありそうです。
今回は、我が家で6年生になる節目である、この時期に意識して変えたことをご紹介します!
1-1. 変化① 家庭での勉強時間は倍増
まず最も重要な変化は、なんと言っても勉強時間でしょう。これは高校受験だろうが、大学受験だろうが、資格試験だろうが変わらない普遍的な取り組みです。
目安は5年生の2倍の勉強量です
もちろん子供の性格や、チャレンジする学校と現在位置の距離感で大きく変わりますが、我が家では以下のような条件で勉強量を2倍としました。
我が家の5年生時点の状況
・目指す学校まで偏差値10以上の距離感
・週3日の通塾 ( 集合型の塾 )
・家庭勉強時間は平日1.5時間、休日4.5時間
上記は我が家の事例ですが、6年生になると同時に家庭勉強時間はザックリ2倍の勉強量に見直しをしました。
ただ…イキナリ2倍にすると学習習慣的にも、メンタル的にも子供の負担が大きいので、夏休みを基点に段階的に2倍に増やしていきました。
1-2. 変化② 単元学習から実践演習中心へ
もうひとつの大きな変化は学習内容そのものです。大手塾のカリキュラムも6年生になるタイミングで少しずつ内容が変わっていきます。具体的には…
5年生まで…単元学習が中心
6年生から…実践演習が中心
単元学習とは…その単元の解説授業が中心となるカリキュラムで、基本問題をやったり、その単元に閉じた演習問題に取り組んだりする学習です。
実践演習とは…今までの単元を総復習したり、複数の単元にまたがった知識を使う問題を解いてみたり、実際の入試問題から引用された問題に挑戦したりする学習です。
塾で使うテキストもガラリと変化したりします
1-3. 変化③ 公開模試に過去問に…時間が足りない
最後の大きな変化は、とにかく色々と時間が取られるという点です。受験に関連するイベントも多ければ、やるべき事もやたら多くなってきます。
気づけば…時間が全く足りない状況
では6年生になると具体的には「どんな受験関連イベント」や「どんなやるべき事」が増加するのでしょうか?具体例を見てみましょう。
①ほぼ毎週のように「公開模試」が開催
② 膨大な「過去問対策」の時間が必要
③ 入試に向け「時事問題対策」の時間も必要
+ 塾からの宿題も内容が高度化
コレを見ただけでも…お腹いっぱい、時間が足りない、という状況が想像できるでしょう。でも使える時間は有限です。そんな時に真っ先にやるべきことがあります…
「やらないことを決める」こと!