8月/5年生
難易度UPの夏以降 正しい対策・補習・手段で乗り切る!
1. はじめての”つまずき”に対する対策
中学受験の5年生の夏休み後。つまずきの単元にぶつかってしまう生徒が多いと言われています。確かにカリキュラムを見てみると、急に難易度が上がっている…!?
つまずいた単元に対して
いつも通りの勉強をしていても改善しません
それどころか ”分からない”のスパイラル が発生し、さらに分からなくなっていく…。今月はつまずきに対して我が家がどのように取り組んでいたかをご紹介いたします。
1-1. つまずきには正しい対処を
まず ”つまずき” とは何かを正しく理解しましょう。
我が家も大手の学習塾に通っていたのですが、講師の方々は口をそろえて5年生のつまずきに対する重要性を語ります。シッカリ対処をしなければならないと。
でも…自分の子どもが
どこでつまずいているかよく分からない
例えば塾のテストで間違えてしまって偏差値が振るわない結果となってしまった。でも子ども自身もこれがどの程度やばいのか?どこでつまずいているのか?分かっていない。
そこで…我が家では子どもといっしょに
間違いのレベルをシンプルに定義しました
1-2. 間違いの3つのレベルを見極めよ
我が家で定義したシンプルな3つのレベルは以下です。
練習不足レベル
あれっ…いつもはできるのに間違えてしまった。というレベル。原因はちょっとした計算ミスや、勘違いによるもので深刻な間違いではありませんね。
知識不足レベル
解説を読むと、なるほど…こうやってやるのか。と分かるレベル。これは知識や解法が不足していたことに起因します。これを減らすのが受験勉強のメインでしょう。
消化不良レベル
解説を読んでも意味不明…全く太刀打ちできない。というレベル。根本から分かっていないので、子どもが自力で改善することは難しいレベル。放っておくとキケン。
親の我々であれば、納得できる定義かと思います。では子どもはどうでしょうか?我が家の場合は、自分がどのレベルで間違っているのか理解できていませんでした。
ですので…間違いのレベルの定義を
“かならず”子どもと共有しましょう
ちなみに我が家では5年生の夏休み後に、この間違いレベルの共有をしました。より早い段階でも問題ありませんが、5年生後半以降で意識するのは必須かと思います。
1-3. レベルごとに異なる対策がある
子どもと間違いのレベルの共有ができたら、それぞれのレベルの間違いに対する対策を意識することに移ります。
練習不足レベル → 練習&訓練
対策は練習と訓練しかありません。計算練習や漢字練習、算数の文章題に理社の暗記…計算の工夫や、暗記の工夫などで効果的な練習と訓練も可能です。
知識不足レベル → 間違い直しノート
受験勉強のメイン。知識や解法が自分の中に定着していない。間違い直しノートに自分にない知識や解法を蓄積し、レパートリーを増やすことで改善を目指します。
消化不良レベル → ピンポイント補習
その単元の最初から丁寧に考え方を教えてもらうという対策。説明の授業をもういちど最初から受講し直し、基本問題を解いてみるというイメージです。
あたりまえですが、消化不良レベルの間違いに対し、いくら間違い直しノートを蓄積しても、改善につなげるのは難しいでしょう。レベルにあった対策が必要です。
我が家ではこの3つの対策についても
子どもとシッカリ共有しました
どのレベルで理解していないのか?どんな対策をすべきか?子ども自身の腹に落ちていれば、成績不振に悩み、親子で勉強について対立することも減ります。