4月/5年生
ゴールデンウィークの過ごし方…“テーマ旅行”が想像以上に効果的
1. 長期の休みを最大限活用せよ
中学受験の受験生は6年生ともなると、ほぼ余裕がなくなってきます。受験勉強に多くの時間を取られることに加え、公開模試を毎月のように受験する必要があります。
長い時間を机に向かう”いわゆる受験勉強”に費やすのも良いですが、色々なところでオススメされているのが体験型学習。体験を伴うことで定着度が上がるというもの。
そこで我が家でも…
体験型学習としてテーマ旅行を取り入れることに
想像どおり…噂どおり…ではありますが、やっぱり抜群の効果がありました!教科書やタブレットの画面越しではない体験なので良いこと尽くめです。
・何もせずとも勝手に興味が湧いてくる
・記憶に定着し忘れなくなる
今回は我が家で実際に行ったテーマ旅行の事例を5つお伝えします。これから中学受験を控えたご家庭のご参考として、少しでもお役に立てるようであれば幸いです。
1-1. 最強の暗記法”エピソード記憶”
具体的な体験談を紹介する前に、体験型学習についての基本的な知識をお伝えしたいと思います。まずは記憶力と大きく関係する脳科学のお話からです。
脳科学といってもシンプルな内容です
参考書やテキスト、インターネットで得る知識よりも、反復して体得した知識や、実体験の中で学習した知識の方が忘れにくい記憶として脳に残るというコト。

意味記憶… 教科書や参考書で読んだり、人からの伝聞を通して知ったり、学校の授業で学んだりして得た記憶のこと。現代人が持っている知識のほとんどがコレです。
手続的記憶… 小学生の時に暗記した九九や、小さい頃から何度も書いている漢字、そろばんの弾き方や、自転車の乗り方など、反復で脳に定着した記憶。
エピソード記憶…… 実体験や経験のこと。実際に自分で遭遇した体験や、まじめにやった自由研究など自分で考えて自律的にやった学習も含まれます。
このうち、意味記憶は忘れやすく、手続的記憶とエピソード記憶は忘れにくいということが分かっています。単なる理論ではなく実感とも合致しているので納得ですね。
1-2. 受験に効く”テーマ旅行”とは
だったら、受験勉強も可能な限り忘れにくい方法でやれば良い。そのひとつが ”テーマ旅行“ です。
学習をするテーマを決めて
それを体験できるような旅行をする
テーマ旅行のやり方はシンプルです。
メジャーどころだと世界遺産。日本には20以上の世界遺産がありますが、学習したい世界遺産を決めて、現地に行って体験する… といった具合です。
ただ訪れるだけでも良いのですが…旅行の前にこれから旅行する世界遺産について予習をしたり、周辺にある資料館を訪れたり、特産品を食べたり買ったりします。
これらは全て体験になりますので、エピソード記憶になり得ます。エピソード記憶にすることができれば、その知識は教科書で学んだ知識よりも定着します。
1-3. 絶対に忘れない+勝手に興味が湧く
子供たちといっしょにテーマ旅行を続けていると、大きく分けて2つの良いことがあることが分かります。
(1)とにかく忘れにくくなる
例えば…実際に訪れたことのある世界遺産は、体験として脳に残り、とにかく忘れにくくなります。
・なぜそこが世界遺産に登録されたのか?
・その世界遺産が地図上でどのあたりにあるのか?
・その周辺で有名な食べ物は何か?
一般的な知識としても…歴史や地理の知識としても…体験として脳に残るので、悪いことは何ひとつありません。
(2)勝手に興味が湧いてくる
世界遺産を訪れて、ガイドさんの面白い説明を聞いていると子供が勝手に興味を持ち始めます。
・ここでは昔こんなことが起きたのか…
・この人物の生涯はどんなだったのだろう?
・これをテーマにした映画があるのか!
もちろん旅行出発前に、これからココへ行くと伝え、事前に色々と調べておくとさらに興味が湧いてきます。
興味が湧くことは勉強にとっては最強のメリットです。