4月/4年生
宿題完遂よりも大切なこと…多すぎる宿題は意図的なメリハリを
1. 塾の宿題に関する3つの疑問
子供といっしょに中学受験を目指して通塾をはじめたものの、多くの家庭が突き当たる悩みがあります。
『宿題が多すぎて終わらない問題』
我が家の子供たちも宿題が多すぎて全く終わらないという問題が発生しました。宿題が終わらないだけなら良いですが、最悪の問題に発展することもあります。
・宿題を終わらせることに取り憑かれる
・宿題が単純作業化してしまう
・受験そのものが嫌になってしまう
このような最悪のケースに至る事態は絶対に避けたいものです。塾によって宿題の位置付けは様々かと思いますが、宿題の性質を3つの疑問をベースに紹介します。
1-1. 疑問①なぜ塾は大量の宿題を出すのか?
宿題が終わらないという問題に直面している多くの家庭では、子供が通っている学習塾が大量に宿題を出す方針であるという状況ではないでしょうか?
では…なぜ塾は宿題を大量に出すのでしょうか?
あまりにも量が多すぎて終わらせることができなかったので、塾の先生にその意図を聞いてみたことがあります。大量宿題の理由は以下のような意図からでした。
理由(1) 計算など反復練習で体得させたいため
理由(2) 生徒が暇になってしまわないように
上記2つの理由はなんとなく理解はできます。
中学受験の算数はスピードとの勝負となる学校が少なくありません。計算の正確性とスピードは、スポーツのような反復練習は必須。大量の宿題は納得できます。
もし宿題が少なすぎる場合、よっぽど自立している子供でなければ、宿題以上のことはやらないでしょう。塾はわざと終わらないくらい量を出しているということです。
いや…でも宿題の消化量には個人差がある!
我が家の子供はおそらく宿題の処理スピードは少なかったほうだと思います。結果として、出された宿題の半分しか終わらないというような状況が続いていました。
1-2. 疑問②なぜ子供は宿題を最優先するのか?
塾は大量に宿題を出し、とてもじゃないが終わらせることができない。では、宿題が終わらない状態で塾に行ったら、とどうなるでしょうか?
ちょっと後ろめたい気持ちになる
塾の先生によっては指摘をしたりします
通塾している他の友達がシッカリと宿題を終わらせていたらどうでしょう?宿題を見る先生が、ちょっと怖いタイプの先生だったらどうでしょう?
子供が最初に取る行動はもちろん…
宿題を終わらせることを最優先にするという行動
子供が塾で上記のようなプレッシャーを感じていたのならば、子供の頭の中では、宿題を通して学力をアップさせることよりも終わらせることが最優先になります。
こうなってしまったら、大変です。宿題が終わらないとイライラしてしまったり、宿題を終わらせるためなら手段を選ばない状態になったりします。
1-3. 疑問③宿題を最大限活かすには?
せっかく時間をかけてやる宿題だから、最大限効果が出るやり方をしたいですね。我が家で通っていた塾で出されていた宿題は主に問題集を解くというもの。
あたりまえですが、問題を解いただけではあまり効果はありません。大切なのは問題を解いてみて、できなかった問題をできるようにすること。つまり復習です。
やるべきことは土日に親子で間違い直し
宿題をやった後に丸つけをし、間違ってしまった問題に印をつける。1週間分のたまった間違いを親子で時間を取れる土日などにまとめて間違い直しをする。
我が家ではコレをルーチンにしていました
間違いの記録は、我が家ではシールを活用していました。文房具店などで売られている丸いシールです。間違えてしまった問題の横に貼るだけなので簡単です。
それではいよいよ、宿題を単なる流れ作業にしないために我が家で実施したことをご紹介します。