【中学受験】速報!2026年度2月入試結果と繰り上げ状況※2026年2月6日時点
出典:声教チャンネル
記事:metasc
ついに、2月入試も一通り終了しました。
まだ公立一貫については、これから(2月6日時点)合格発表を迎える学校もありますが、私立の学校ではほぼ発表が出そろった状況です。今年も本当にさまざまなドラマがあったと思います。
特に今年は、各地で激戦となった学校が多かった一方で、意外と落ち着いた倍率だった学校も見られました。ただ、偏差値に関係なく、突然「えっ!」と思うほど倍率が跳ね上がった学校もいくつかありました。そうした学校を受験された方も、しっかりどこかで合格をつかめていることを願っています。
▼東京:男子校
まずは東京の御三家を中心に確認していきますが、
本来サンデーショックの影響を受けないはずの男子校でも、合格者数を増やしている学校があるのです。
□武蔵
武蔵は今年いろいろな動きがありましたが、実際には…
応募者数が増え、受験者数も増加
ただ、合格者数は2人増えただけだったため、倍率はわずかに上がっています。
□麻布
麻布は合格者数を20人増やしています。
今年は他の地域でも見られましたが…
“受験者数は減っているのに、合格者数は少し増えている”
という状況になっています。全体的に、そうした傾向が少しあるように感じます。
□桐朋
桐朋は昨年より合格者数を47人も減らしました。
おそらく…
“歩留まりが良いと見込んだ結果”
だと思われます。ただ現時点では、塾の合格者数のデータを見ると日々増えているため、繰り上げが出ている可能性がありそうです。
□東京都市大学付属
東京都市大学付属は…
“受験者数が増えていることもあり、合格者数自体は昨年と大きく変わらない水準”
試験回によって多少差はありますが、全体としては倍率がやや上がり気味の印象です。過去問もよく売れていたようですね。
□攻玉社
ガンダムの問題が出題されたことで話題になった攻玉社ですが、今年は受験者数が大きく増加しました。
その影響もあり、改めて人気が高まっていることを感じさせる結果となりましたね。
▼男子校:神奈川
□栄光学園
栄光学園は、麻布と直接連動しているわけではないと思いますが、合格者数を昨年より14人増やしています。ただ、この学校も繰り上げがなかなか落ち着かない印象があります。
□聖光学院
まだ2回目の入試が終わった直後ですので、現時点でははっきりしたことは言えませんが、
聖光学院は1回目・2回目ともに倍率がやや抑えられているように感じます。
受験者数が減った影響もあると思いますが、全体としてはほぼ順当な推移ではないでしょうか。
□浅野
浅野については、すでにホームページでも公表されていますが、出題ミスがあり、正規合格を追加で出しています。合格発表には間に合わなかったようです。
実は5〜6年前にも浅野で大きめの出題ミスがあり、その際は神奈川の男子校で玉つき合格が多発しました。ただ今回は判明から対応までが早かったため、大きな影響にはなっていないようです。
さらに、出題ミスとは関係なく、その後も繰り上げが続いている様子も見られます。
サンデーショックは男子校には関係ないと思いつつも…
“実際には男子校でも動きがある”
という状況で、今年は繰り上げが進んでいます。今年の男子校は静かかと思っていましたが、意外な展開ですね。御三家だけでなく、多摩地区唯一の男子校である桐朋、そして神奈川の浅野・栄光学園など、難関校で動きが目立っています。
男子の上位校で繰り上げが出ると、その次の偏差値帯にも影響が及びますから、今後さらに他の学校でも動きが出てくるかもしれません。
□慶應義塾普通部
慶應義塾普通部は、現時点では大きく動いている印象はありません。今年は昨年より応募者数が少し減っている状況です。
□サレジオ学院
サレジオ学院は…
・応募者数が増加
・合格者数も増加
そのため倍率はほぼ昨年並みで推移しています。
2月4日入試については、やや緩和しているようにも感じられます。
応募者増が心配されていましたが、倍率を見る限りでは大きな変化はなかったのではないでしょうか。
▼女子校:東京
サンデーショックで「女子校は大変になるのでは?」と言われていましたが、
正直なところ…
“影響がそこまで大きくないという見方は大きな誤り”
実際には、想像以上に応募者が増えた学校が多く見られました。
□女子学院
サンデーショックの影響を最も大きく受けた学校のひとつが女子学院です。
応募者数は…
・昨年:706人
・今年:1,088人
と大幅に増加しました。
実は11年前の2015年も、2月1日が日曜日だったため、入試日を2日に移動したサンデーショックの年でした。
その際も応募者は…
・2014年:744人
・2015年:971人
と2015年は増えましたが、今年はそれ以上の増加幅となっています。
前年から100人以上増えているのは非常に大きな変化で、前回以上にサンデーショックの影響が強く出たと言えます。
塾の先生方も同じように話していました。最近は広尾学園や渋谷教育学園渋谷などの選択肢も増え、
女子学院の受験者はそこまで集中しないのではと思われていましたが、
実際には前回以上に受験生が集まった形です。
それにもかかわらず、合格者数は…
・昨年:276人
・今年:329人
53人増加にとどまりました。
2015年は合格者数が2014年よりも56人増えていたため、応募者がさらに増えた今年は倍率が上がるのも当然です。倍率は2.88倍で、これまでの女子学院では3倍近い倍率はあまり見られません。
さらに繰り上げ合格も始まっている可能性があり、大手塾の合格者数も動いている印象です。
これは女子学院だけではなく、女子校全体に共通する状況になっています。
□立教女学院
立教女学院も応募者数が大きく増えています。
・昨年:382人
・今年:594人
と、200人以上の増加です。しかし合格者数は昨年よりわずか1人増えただけでした。
その結果、倍率は…
・昨年:2.53倍
・今年:3.41倍
と大きく上昇しています。この学校も繰り上げ合格が出ている可能性が高いと思われます。
□東洋英和女学院
東洋英和女学院も応募者が…
・昨年:289人
・今年:443人
と150人以上増えました。合格者数は24人増えているものの、倍率は…
・昨年:2.49倍
・今年:2.88倍
と上昇しています。合格者をある程度絞り、高倍率での入試になっている状況です。
ただ、歩留まりが急に大きく上がるとは考えにくいため、今後繰り上げ合格が出る可能性は十分あると思われます。
“女子校はサンデーショックで倍率が緩和する”
かと思われましたが、現時点ではそのような印象はあまりありません。
“試験日程が動いたことで、受験生が集まりやすい学校にはしっかり集まった”
ということですね。
では…逆にサンデーチャンスになりそうだった学校の状況は・・・?
□桜蔭
桜蔭は合格者数を2人減らしました。応募者は増えているため、倍率は1.98倍と2倍近くになっています。桜蔭も繰り上げが動いている印象があり、今年の女子校では…
“繰り上げを前提に調整している学校が多い”
のかもしれません。
□白百合学園
白百合学園は2月2日入試のため、サンデーチャンスになると見られていました。
実際に応募者は…
・昨年:270人
・今年:225人
へ減少しています。しかし合格者数は…
・昨年:140人
・今年:93人
と大きく絞られました。47人も減らしたことになります。
“一般的には応募者が減れば第一志望層の割合が高まり、手続き率も上がる”
と考えられますが、それにしても驚くほどの絞り方です。併願が多かった昨年とは異なり、今年は第一志望が多いと判断して調整したのかもしれません。
合格者が絞られたのは、小学校からの内部進学者が多い可能性も考えられます。小学校がある学校は、それも含めて中学入試の合格者数が変わります。ただ、白百合学園も繰り上げが出ているという噂も聞かれます。
□香蘭女学校
声の教育社のデータでは出庫率が下がっていましたが、実際には応募者はそれほど減っていませんでした。こちらも繰り上げ合格が出ているらしいという話が聞こえてきています。
□晃華学園
晃華学園は応募者が増えていました。昨年が減少していたため、その反動もあるかもしれません。
□光塩女子学院
光塩女子学院は今年、応募者が少し減少しました。
□山脇学園
山脇学園は非常に勢いがあります。受験者数は理数探究でわずかに減少した以外は、ほぼ全試験回で増えているのではないでしょうか。
他校の先生方からも、
「山脇学園さんって、どうしてあんなに人気なのですか?」
と質問されるほどです。
▼女子校:神奈川
□洗足学園
洗足学園は、これまでの3回入試から2回入試へと試験回数を減らしたことが大きな変化でした。
1回目入試では、応募者数が…
・昨年:231人
・今年:306人
へ増加しています。これはサンデーショックの影響もあると思われますし、
“2月1日入試の定員を40人増やしたこと”
も要因でしょう。
その結果、合格者数も42人増え、倍率は…
・昨年:2.57倍
・今年:2.37倍
とやや落ち着きました。
2月2日入試については、合格者数は2人減っただけでほぼ前年並みです。ただし2月2日は1日で合格した受験生が多いため、倍率は2.63倍から1.98倍へと下がりました。洗足学園の2回目入試は、例年よりねらい目だったかもしれません。もちろん非常に高いレベルの話ですが、倍率は少し下がりましたね。
昨年までの3回目試験は倍率4倍程度になることもありました。
全体の合格者数も今年は21人減少しています。今年は帰国子女の合格者が増えていた可能性もあり、
その分手続き者が多かったのかもしれません。
□フェリス女学院
フェリス女学院も、まさにサンデーショックの影響が大きく出た学校です。
例年は…
“倍率が2倍程度になるように調整され、合格者数は約200人で安定しています”
ところが今年は受験者数が468人となり、合格者数を230人まで増やしました。フェリス女学院としてはかなり多めの合格者数で、驚きましたが、とても良いことだと思います。
“女子学院との併願がある”
とも聞きますので、学校側もサンデーショックを考慮して合格者を多めに出した可能性があります。
他校ではそこまで大きく増やした例は少なかったので、フェリス女学院はセオリー通りの対応をしたと言えるかもしれません。
□神奈川学園
神奈川学園は、引き続き人気が続いています。
□横浜女学院
横浜女学院は、近年人数が減少傾向にありましたが、今年は少し増加した印象です。
これまでは「横浜女学院が減って神奈川学園が増えた」と言われることもありましたが、今年は両校とも受験生が増えています。増加幅自体は大きくはありませんが、神奈川県全体ではやや女子校人気が落ち着き気味な中で、女子校として健闘した年だったのではないでしょうか。
□鎌倉女学院
鎌倉女学院は応募者数が増えていますが、これは2月3日の午後入試が加わった分が影響しているようです。そのため入試全体としては、やや緩和した印象になったかもしれません。
□日本女子大学附属
日本女子大学附属は、比較的落ち着いた入試になっていた印象です。ねらい目と感じた受験生もいたかもしれませんね。
▼共学校:東京
□青山学院
青山学院は、2025年度入試の「プチサンデーショック」から元に戻った年になります。そのため、応募者数が大きく上下している状況です。
昨年は入試日が2月2日から3日に変更されましたが、今年は再び2月2日に戻りました。
ただし今年の2月2日は、他にも多くの学校が入試を実施していたため、応募者数は…
・昨年:1,188人
・今年:840人
と減少しています。2年前は912人でしたので、それよりもさらに下がった形ですね。
一方で、合格者数は逆に増やしています。それでも倍率は3.5倍と、依然として厳しい入試であることには変わりません。ただ昨年は4.6倍でしたので、昨年が厳しすぎたとも言えますし、今年は一昨年よりも少し緩和した状況です。
□明治大学付属世田谷
明治大学付属世田谷は、意外と応募者が大きく増えなかった印象です。
もっと激戦になるかと思われていましたが、もちろん易しい入試ではないものの、想像していたほど極端に厳しくなったわけではありませんでした。受験生側が警戒していたことが大きいのではないでしょうか。受験生のレベル自体はかなり高かったと思いますが、応募者数は思ったほど増えませんでした。
やはり…
“少しでも合格可能性が高い学校を選んで受験する”
という意識が働いたのかもしれません。
明治大学の付属校全体でも似た傾向があり、昨年の倍率が高すぎたことも影響していると思われます。
□東京農業大学第一
□東京都市大学等々力
□文教大学付属
この3校は、特に受験生にとって厳しい入試だったと思われます。文教大学付属はかなり受験者が集中したという話もあります。毎年こうした学校が出てきますよね。また、日本工業大学駒場も大きく減ったわけではないため、詳しい状況はまだ見えていませんが、今後の動きも注目されます。
□淑徳巣鴨
□文化学園大学杉並
これまでずっと応募者数が増えていた学校ですが、今年はやや落ち着いた印象です。ただし、応募者が減ったからといって難易度が下がったわけではなく、むしろ受験生のレベルが上がっていると聞いています。人数が減っても易しくならない、というパターンも増えてきています。
□安田学園
安田学園は今年、非常に注目される動きがありました。
“面倒見が良い学校、比較的入りやすいと思われる学校、そして丁寧な指導をしてくれる学校”
に受験生が集まる傾向が、今年もはっきり表れた印象です。こうした学校への人気が、いくつかの学校で今年も顕著に見られました。
▼共学校:神奈川
神奈川の共学校については、大学付属校を中心に、むしろ倍率がやや下がり、全体として落ち着いた印象がありました。昨年大きく受験者が増えた学校も、今年は少し落ち着いてきたように感じます。
□青山学院横浜英和
青山学院横浜英和は、1回目試験のみ応募者が少し増えていました。
ただ、共学校全体として見ると、昨年大きく受験生が増えた学校や、関東学院のように長く人気が上昇していた学校も、今年はやや落ち着いた印象です。
□日本大学
日本大学系列の学校は、今年やや応募者が増えていました。昨年はそれほど難しくなかった学校が、今年は一気に難しくなったケースもあり、いわゆる「隔年現象」として捉えることもできるかもしれません。入試問題を少し変える学校もありますので、そうした影響もありそうです。
□桐蔭
□桐光
桐蔭、桐光については上向きの動きが見られました。昨年応募者が減少していた反動もあると思われますが、今年は再び受験者が増えた形ですね。
▼他エリア
□開智(埼玉)
開智は総合格者数を…
・昨年:3,871人
・今年:5,034人
と大きく増やしました。ただ、その後すでに繰り上げ合格が動いているようです。
“埼玉エリアでは、思ったほど手続き率が伸びない”
ことも多いと言われています。まだ2月10日を迎えていない段階ですので、学校側も状況を見ながら調整しているところが多いのかもしれません。
□渋谷教育学園幕張(千葉)
渋谷教育学園幕張も、早い段階から繰り上げが動いているようです。例年とは少し違う動きが見られた点が、今年の特徴のひとつかもしれません。
▼まとめ
入試が終わったばかりで、まだ全体の状況が見えてきた段階ではありませんので、もう少し時間が経ってから改めて「今年の入試はどうだったのか」という振り返りもお話しできればと思います。
そして毎年皆さんにお願いしていることですが…
もし2校以上から合格をいただき、両方に手続きをしている場合は、最終的に進学する学校が決まった時点で、もう一方の学校にはできるだけ早めに辞退の連絡を入れていただきたいと思います。
悩むお気持ちはよく分かります。すでにお金を支払っていることもありますし、辞退の連絡をするのは気が引けるという方もいるでしょう。
ただ、手続きをした以上、早めに意思を伝えることがとても大切です。
そうして席がひとつ空けば、まだ合格を得られていない方に繰り上げのチャンスが回る可能性が生まれます。
また、繰り上げ合格の連絡を受けてその学校に進学する場合は、最初に手続きをした学校についても辞退の連絡をお願いします。
その席がまた次の受験生につながっていきます。
今年は例年に比べて繰り上げ合格が多くなりそうな状況ですので、ぜひご協力をお願いしたいと思います。
今回は速報としてのお話でしたが、また後ほど、もう少し詳しくお伝えします。