【中学受験】2026年度1月入試(後半)ここでも⁈受験者増加なのに倍率低下!※2026年1月27日時点
出典:声教チャンネル(声の教育社)
記事:metasc
2月直前の時期ですけども、千葉の方でも試験がもう始まっています。1月入試結果の後半ということで、千葉入試の今年の動向を見ていきたいと思います。
▼市川
・応募者数・受験者数ともに、昨年よりやや減少
・合格者数は前年より増加
一時はコロナ後に受験生が戻ってきた印象もありましたが、学校の難化を受けて、今年は受験を控えたご家庭もあったのかもしれません。
“受験者数は減ったものの、合格者数を増やしている”
という点は、1月前半の埼玉入試の流れとよく似ていますね。
その結果、倍率は・・・
・2年前:2.46倍
・今年:2.16倍
とやや緩和されました。お試し受験の受験生が多かった影響なのかもしれませんが、これはあくまで推測です。
埼玉と同様の流れと考えると・・・
“今年の2月入試にはいわゆる「サンデーチャンス」「サンデーショック」があるため、それを見越して合格者数を多めに出した可能性”
も考えられます。あるいは、・・・
“昨年は思ったほど歩留まりが良くなかったため、今年は1月の段階で多めに合格を出そうと判断した”
のかもしれません。このあたりの正確な理由は分かりませんが、全体として合格者数が増えている傾向は、埼玉と共通しています。合格者が増える流れ自体は、前向きに捉えられるポイントですね。
なお、今年は男子の合格者がやや多めですが、これは男女別定員によるものではなく、偶然の結果だと思われます。
▼渋谷教育学園幕張
渋谷教育学園幕張も、昨年は一時的に受験生が減っていた印象はありました。ただ、市川と同様に、今年は東京からの受験生がかなり増えているように感じます。
今年は・・・
“応募者数が増えている一方で、渋谷教育学園幕張は合格者数をあえて絞っている”
これは、他校と比べても非常に特徴的な動きです。
渋谷教育学園幕張は、もともと「繰り上げ合格をあまり出さない学校」として知られています。
そのため学校側としては、「今年は例年より歩留まりが良い」と判断した上での合格者数調整なのではないかと考えられます。つまり、埼玉や千葉の他校と比べて・・・
渋谷教育学園幕張は「第1志望の受験生が多い」と見ている
ということですね。実際、その見方は的外れではないかもしれません。
都内の難関女子校と併願する受験生は多いものの、両方に合格した場合でも、以前より高い割合で渋谷教育学園幕張を選び、入学手続きをする受験生が増えている印象があります。
また、昨年も話題になりましたが、入試広報部長の永井先生がX(旧Twitter)で発信された受験生への応援メッセージは、大きな反響を呼びました。
その影響もあり、昨年は特待生や上位合格者が早期に手続きをする割合が、例年より高かったと聞いています。今年も永井先生のメッセージは投稿されており、インプレッション数は非常に多く、注目度の高さがうかがえます。こうした点も、今年の歩留まりに影響している可能性は十分に考えられますね。
入試問題についてですが、今年の算数は、例年と比べるとやや取り組みやすく感じました。
これまでは・・・「これはかなり厳しい」と感じる問題構成
今年は・・・最後まで解き切れれば点数が取れるような問題
もちろん、あくまで非常に高いレベルの中での話ではありますが、平均点は例年よりやや高くなった可能性もありそうです。
▼東邦大学付属東邦
・12月1日の推薦入試については、例年通りの動き
・1月21日の前期入試では、市川と同様に応募者数は減少したものの、合格者数は増加
やはり前受けとなる1月入試は、埼玉・千葉ともに先の動きを読むのが難しい状況です。実際、2月に入らないと追加合格を出しても意味がないケースも多く、東京・神奈川の入試が終わらないと全体像が見えてこない、というのが現実ですよね。
そう考えると、後々の調整に苦労するくらいなら、
“多少入学者が増えても構わないので、最初から少し多めに合格を出しておこう”
という判断になっているのだと思われます。
▼昭和学院秀英
昭和学院秀英は、ここ数年受験生を集めており、人気校としての存在感があります。
ただ、今年は・・・
・1月20日の午後入試で応募者数が増加
・1月22日の第1回入試では応募者数が減少
それでも、第1回入試についても合格者数はしっかり増やしているのですね。これまでお話ししてきた他校と同じ流れで、「あ、やっぱりこの動きなのだな」と感じさせる結果です。その影響もあり、倍率自体は全体として下がっています。
▼専修大学松戸
専修大学松戸は、全体としては昨年とほぼ同じ状況ですね。
大きな変化はありませんが、細かく見ると・・・
・受験者数はやや減少
・合格者数は増加
その点は、今年の1月入試全体の流れと共通しています。
▼芝浦工業大学柏
芝浦工業大学柏は、引き続き人気の高い学校です。合格者数は昨年とほとんど変わっておらず、安定した動きと言えますね。倍率もほぼ同水準ですが、わずかに下がっています。全体として、大きな変化はなく、例年通りの入試結果と捉えてよさそうです。
▼国府台女子学院
国府台女子学院も、昨年と大きな違いはありません。
・応募者数が増加
・合格者数も増加
倍率は昨年とほぼ同じ水準です。
受験者・合格者ともに増加していますが、結果としては全体のバランスが取れており、入試動向としては安定していると言えるでしょう。
▼立教新座(埼玉)
立教新座は千葉ではなく埼玉の学校ですが、1月後半の入試としては、この後の2月入試全体に大きな影響を与える存在です。
今年は・・・
・応募者数・受験者数ともに減少
・合格者数は増加
この点を見ると、渋谷教育学園幕張を除く多くの学校と、同じような動きになっていますね。
なお、昨年は繰り上げ合格が非常に多かった学校でもあります。
立教新座では、合格発表時に「補欠」が番号付きで公表されますが、昨年は補欠者124人のうち、102人が繰り上げ合格しました。ただし、過去を振り返ると、補欠者が100人以上いても、繰り上げ合格がゼロという年も実際にあります。これは学校が公表している事実なので、間違いありません。
立教大学の男子付属校という高い人気を考えると・・・
“ここで大量の繰り上げが出ると、その後の都内男子校入試にも大きな影響”
が出ます。実際、2月の成城・獨協・城北あたり、場合によっては高輪などにも、「繰り上げの玉つき」が波及する可能性があります。ただ今年については、・・・
“合格者数をすでに増やしていることもあり、繰り上げ合格者数は昨年の102人より少なくなる”
のではないかと考えられます。
昨年は繰り上げが多かった年でもあり、いわば隔年現象のような側面も感じられますね。そのため、今年は100人規模の繰り上げ合格が出る可能性は、そこまで高くはないのではないか、という印象です。
もちろん断定はできませんが、「今年はさすがに落ち着くのでは」という見方もできます。
ちなみに、声教ツアーズの動画で立教新座を訪れましたが、改めて、とても素晴らしい学校だと感じました。
▼まとめ
千葉県内では、他にも人気が際立っている学校がいくつもあります。
□昭和学院
人気が際立っていますね。人気はここ数年ずっと続いていますし、昨年に続いて今年も好調です。
□八千代松陰
2月入試で東邦大学付属東邦を上回る応募者を集めたことが話題になりましたが、1月入試に入ってからも、その勢いをしっかり維持しています。
千葉全体で見ると、応募者数・受験者数がやや減少している学校もあり、一見すると横ばいにも見える状況です。ただ、昭和学院や八千代松陰の流れでお話すると、やはり・・・
“常磐線沿線のエリアは受験生が増えている傾向”
がはっきりしています。柏周辺、いわゆる柏界隈ですね。流山方面からも通いやすいという立地の良さも、大きな要因だと思います。
昨年のこの時期の動画でも「大柏エリア」として取り上げましたが、このエリアの人気は引き続き高いですね。麗澤は校名に「柏」は入っていませんが、エリア的には松戸寄りで、大学も併設されており、安定した人気があります。人口増加の影響も含めて、この周辺エリアの人気は、今後もしばらく続きそうな印象です。
増加校の顔ぶれ自体は昨年と大きく変わりませんが・・・
・市川
・東邦大学付属東邦
・昭和学院秀英
いずれも合格者数を昨年より増やしている点が特徴的です。一方で・・・
・渋谷教育学園幕張
こちらは合格者数を減らしています。これはもう、渋谷教育学園幕張が「お試し受験」の位置づけではなく、完全に最難関校として認識されている証拠でしょう。
問題の難度も高く、学校側も歩留まりの高さを見込んでの判断だったのだと思われます。
他の学校については、都内からの前受け受験生が多い状況が続いています。特に・・・
・市川
・東邦大学付属東邦
・昭和学院秀英
学力上位層の受験生が前受けとして受験しているケースが多いですね。その中で、昭和学院秀英の受験生が増えている背景としては・・・
“千葉県内の学校を第一志望としつつ、「成績上位層の中で、昭和学院秀英なら合格しやすいかもしれない」と考えて”
受験校をシフトしているご家庭もあるのではないか、という見方もできます。こうした形で受験生が分散するのは、とても良い流れです。多くの受験生が合格を手にして、「幸せな受験」につながるといいですね。
立教新座の繰り上げ合格が何人程度出るのかも、引き続き注目ポイントです。そして、次の動画はいよいよ2月1日本番前の最後となります。直前期の動きについても、ギリギリまで情報を集めてお伝えしていきたいと思います。
今年は全体的に見ると、「意外と動きが鈍いな」という印象もありますね。もしかすると、学校によっては受験者数が減るところも出てくるかもしれません。
ただ、その一方で・・・
“文教大学付属のように、すでに非常に多くの応募者を集めている学校”
もあります。合格発表時間を遅らせざるを得ないほどの応募者数というのは、本当にすごいですね。そうした対応を迅速に行う点も、学校の人気を支える要素の一つだと感じます。
このあたりについては、次回の動画でしっかりお話ししたいと思います。
寒さも本格的になってきましたので、どうか体調に気をつけて、最後まで頑張ってください。
それでは、2月入試の前に、もう一度お会いしましょう。