【中学受験】速報!早くから過去問が売れていた学校はどこ?~後半~
出典:声教チャンネル(声の教育社)
記事:metasc
今回は「8月上旬の時点で昨年度より過去問が売れていた学校~前半~」に続き、後半として・・・
・東京以外の地域
・昨年よりも販売数が減少している学校
についてお話します。
▼神奈川2024年8月時点の販売数の多い学校
まずは参考までに昨年度(2024年度入試)のおさらいです。
昨年度は・・・
◇共学校
関東学院
湘南学園
東海大学付属相模
横浜創英
中央大学附属横浜
◇女子校
湘南白百合学園
では今年(2025年度入試)の神奈川の現時点での状況です。
◇共学校
法政大学第二
中央大学附属横浜
◇男子校
慶應義塾普通部
逗子開成
◇女子校
洗足学園
・・・具体的にはどのような状況なのでしょうか。
▼共学校
◆法政大学第二
◆中央大学附属横浜
今年の神奈川の共学校を見ると、法政大学第二と中央大学附属横浜が非常に人気を集めているようです。一方で、昨年売れていた横浜創英や湘南学園、関東学院といった学校は、今回はいまのところ目立っていません。法政大学第二と中央大学附属横浜は、付属校としての人気がさらに高まっており、中央大学附属横浜はこれで2年連続の人気校となっています。青山学院横浜英和については、過去問が最近発売されたばかりということもあり、まだ販売数が今回の集計には出ていませんが、11月にまた必ずお伝えしたいと思います。

また、青山学院横浜英和が2月2日の午後入試を廃止するそうです。
そのため、受験機会が1回減ることで、もしかすると中央大学附属横浜への受験者が増える可能性がありますね。やはり神奈川では付属校の人気が根強いですね。特に女子の上位層の中で、法政大学第二や中央大学附属横浜、青山学院横浜英和を受験する動きが数年前から続いています。
共学校としては、昨年よりも売れているのはこの2校が中心となっています。

▼男子校
◆慶應義塾普通部
東京の慶應義塾中等部も出ていましたね。やはり「慶應人気」と言えるでしょうか。ただし、慶應義塾湘南藤沢は今年は特に話題に上がっておらず、現時点の販売数が昨年と全く同じ状況が続いているようです。

◆逗子開成
もう1校は逗子開成です。私自身が非常に好きな学校なのですが、昨年少し難易度が上がりすぎたために、受験を避ける傾向が見られました。実際、サピックスでも偏差値が上がっていたことから、その影響があったのかもしれません。ただ、今年はその傾向が少し緩和されている可能性がありますね。

▼女子校
◆洗足学園
女子では1校のみ洗足学園が入っています。原因はおそらく・・・
青山学院のプチサンデーショックの影響
2月2日に青山学院と併願できるようになった
ことで洗足学園を受験する人が増えたのでしょう。2月2日に青山学院と併願できるようになったことで、その影響が出ているのだと思います。少ないですが、今年の神奈川の状況は以上です。今年は全体的に少ない印象ですね。

▼埼玉2024年8月時点の販売数の多い学校
埼玉も昨年度のおさらいからです。
◇共学校
栄東
開智/開智所沢
開智は開智所沢が開校した影響で伸びましたね。
では今年はどうでしょう・・・
▼共学校
◆開智/開智所沢
今年も開智と開智所沢が注目されています。昨年と同様の状況ですね。私も実際に開智所沢に行ってみましたが、今年はさらに人気が高まるのではないかと感じました。
新校舎であることや、昨年はまだ1年目だったために様子を見ていた方たち、特に通いやすい東京の武蔵野線沿線の塾の先生たちも、「良さそうで安心できる」と評価しているようです。昨年は様子見だったものの、今年は1月から積極的に受験させようと考える人が増えるのではないかと思います。

▼女子校
◆淑徳与野
埼玉で目立った販売状況はもう1校、女子校の淑徳与野です。ここに来てさらに人気が高まっています。
昨年新たに医進コースが設立
入試回数も増えた
ことが受験生が増えた要因のひとつになり、今年さらに注目を集めているのかもしれません。これで埼玉の状況は以上です。

▼千葉2024年8月時点の販売数の多い学校
昨年、千葉は前年度を上回る販売数の学校はありませんでした。今年は共学校が2校あります。
◆東邦大学付属東邦
公開模試の会場で講演をさせていただいたこともある学校ですが、理数系に非常に力を入れており、宇宙飛行士による講演が行われるなど、理数教育が充実している学校です。そのため、理系志望の保護者の方から「ぜひ通わせたい」という声を直接耳にすることもあります。
◆昭和学院秀英
昭和学院秀英は新しく女性の校長先生に代わった影響が大きいのかもしれません。
・・・ここまでが8月上旬の時点で昨年よりも過去問が売れていたという学校です。

▼8月時点で昨年よりも販売数が減少している学校
これまでの「過去問が売れている学校」の話の中で、自分が受験する学校の名前が出てくるのは、できれば避けたいと感じる方もいるでしょう。そこで・・・
昨年と比べて現時点で過去問の販売数が減っている学校
をいくつか取り上げてみたいと思います。現在の販売数だけで穴場になるかも?など言い切れないので、全てを判断するのは難しいかもしれませんが、こうした動きがあるということを参考までにお伝えします。男子3校、女子3校で特に目立った学校がありました。

▼男子校
いずれも難関で名門校として知られている学校が上がっています。
◆駒場東邦
ここ数年人気が上がり続けていたので、もしかすると少し敬遠されているのかもしれません。
◆筑波大学附属駒場
昨年、受験対象エリアが広がったことで受験者が増えているので、その対策のために塾や家庭教師の先生方も多く購入していたのかもしれません。それが今年はその反動で、過去問の販売数が減少しているのかなという印象です。
◆芝
特に減少する理由はあまり思い当たらないのですが、今のところ実際にはかなり減っているようです。もしかすると穴場になるかもしれません。我々も武藤校長を非常に尊敬しており応援していますが、逆に狙い目だと考えられ、受験者が増えた結果として倍率が上がってしまう可能性もあるので難しいですね。

▼女子校
昨年に比べて販売数が減っている女子の3校がありますが、これはある意味でセットと言えるかもしれません。
◆山脇学園
◆普連土学園
◆三輪田学園
いずれも人気のある学校ですが、特に山脇学園はこれまで順調に受験者数を増やしてきています。昨年の今頃は普連土学園と三輪田学園は売れていた学校に名前が上がる状況でした。そのため、志望者数が通常に戻り、落ち着き・安定したと見ることもできるでしょう。
普連土学園は、昨年の最後の試験回で倍率が急増しました。そのため、今年は反動で敬遠されているのか、あるいはまだ受験者の動きが鈍いだけなのかは分かりません。偏差値が上がっている印象もあります。
本来であれば、3校ともに本当に素晴らしい学校なので第一志望にする生徒が増えていれば、これらの学校の売れ行きも増えていてもおかしくないと思います。ただ、昨年はどこも好調だったので、今年は少し落ち着いたのかもしれません。また、チャレンジ校として受験する層が難しさを感じて敬遠している可能性も考えられます。

▼まとめ
まだ途中経過ですから今後どうなるかはわかりませんが、「早くから過去問が売れていた学校」を前半と後半を見てきて・・・
プチサンデーショックの影響がすでに出ている
チャレンジ思考が戻りつつある
11月の時点で改めて販売数をお伝えする際には、また状況が変わっているかもしれません。ただ、全体的に今の中学1年生世代はチャレンジ志向が少し薄れていたようですが、最近はその傾向が戻りつつあるようにも感じます。
追加情報ですが、鴎友学園の東大合格者が増えたことで過去問の販売数も増えましたが、東大に100名合格させた聖光学院の販売状況は・・・
聖光学院も増えてはいるものの、昨年と比べて劇的に増えたわけではない
ようです。とはいえ、聖光学院はトップオブトップの学校ですから、簡単に「受けてみようかな」とは思わないですよね。それでも東大に3桁の合格者を出す学校は他に開成くらいですし、やはり東京からも2月2日に聖光学院を目指す人は多いでしょう。
これからも引き続き過去問販売数に注目していきましょう。以上が過去問の売れ行きに関する途中経過でした。
