声教保護者会2023-2024② 2024年度受験組 予想します!!どんな1年?~後編~
出典:声教チャンネル(声の教育社
記事:metasc
9月からの過去問演習に大事なこと
声教保護者会①(前編)の動画でも触れた通り、第一志望の学校を決めることは9月に入るともっと重要になります。この頃になると、過去問題集が8割程度出版されていると思います。
夏休み中に塾の先生からもそろそろ過去問の準備を始めるよう指示が出ることでしょう。お聞きしている塾の話ですと、9月の第1週目の週末に、子ども達もしくは保護者に対して過去問のガイダンスが実施されているということです。
ですから、その頃までを目安に第一志望の学校の過去問を揃えておくと良いでしょう。9月に入ると、過去問演習を始める指示が出される可能性が高いです。それは1週間で1年分の問題を解くものか、2年分を解くものかは各々異なります。そういった事情から、早めに準備を始めることをおすすめします。

夏休みが終わり、9月になりますと、いよいよこれからは本格的に志望校への対策が始まる時期です。ただ、志望校対策とはいっても、どこか一つの学校だけを中心に受験対策をこの時期進めるわけではありません。
受験は複数の学校の中から選択するものですから、最大公約数的なアプローチが求められます。模擬テストや合格判定も同様で、いくつかの塾で提供されているものです。しかし、過去問を解いてみると、合格判定模試とは全く異なる結果になることがあります。
つまり、どの学校を受けるにせよ絶対に必要な知識や技能を身につけること、そして過去問を使用したり塾のオプション講座を利用したりと学校別の対策をすること、これら二つが重要となります。

たとえば、合格判定模試で80%以上の合格ラインの高得点を取ったとしても、過去問を解いてみると全然合格ラインに達していないこともあります。逆のパターンももちろん存在します。つまり、あくまで一部の結果に過ぎないわけです。9月のこの時期、合格ライン80%には届かないのが普通ですよね。もし届いてしまったら、目標設定をもう少し高くするべきです。一般的には、3割や4割程度がこの時期とれる点数でしょう。
声教保護者会前編でもお話ましたが、夏期講習では復習をしていますが、それは全ての知識が完全に身についたわけではなく、単に現状の確認を行っただけです。つまり、まだ抜けていて学習すべき部分が存在している状態で過去問演習を開始します。そのため、まだ理解が不十分な部分が存在するのは当然のことです。
過去問を解くことで、特定の学校が特定の単元を頻繁に出題することを把握することができます。そして、夏休みが終わった後に自分の知識の欠けている部分を確認し、それが出題傾向と一致しているならば、その部分を補う必要があることが明確になります。

このように学習の穴埋めを進めていくのがこれからのステップです。今年の動画の中でどこかのタイミングで話題にしますが、保護者は合格判定テストの結果と過去問の結果が異なるということは、きちんと理解しておくことが重要になります。これについては別の機会に詳しく説明します。
10月~12月「秋からの一喜一憂」
この時期からは一喜一憂の状況が続きます。そうなると分かっていても、保護者の皆さん感じてしまいます。 10月になると、さまざまな結果が重なってきます。以前の動画でも触れた通り、この時期は学校行事も盛り沢山で、運動会なども行われます。これらの行事により、学生の時間、体力、精神力が取られ、結果がなかなか伴わないとモチベーションが下がりやすい状況になります。また、得意だった科目で思うように点数が取れないときなど、メンタル面に影響が出ることもあるでしょう。
そんな時にはモチベーションを高める工夫が必要です。10月には多くの学校で文化祭が開催されます。自分が第一志望とする学校の文化祭やオープンキャンパスに参加するのが最適ですが、それが難しければ、予定が合えば他の学校の見学に行くのもリフレッシュにつながります。
しかしこの時期、模試や土日の特訓、その他の活動が重なり、子どもはなかなか参加できないこともあります。そういった場合でも、保護者だけでも学校見学に出かけることをおすすめします。そこで「この学校は素晴らしい、私の子どもを通わせたい」と再確認することで、モチベーションを上げることができます。
またこの時期は、入試説明会が各学校で開かれることも多いです。入試問題についての詳しい説明もありますので、可能であれば参加することをお勧めします

11月になると、いくつかの学校や塾から学校別のオープン模試が行われるようになります。これにより、以前話した合格判定模試や過去問題とともに、自分が志望する学校を受験する同じような母集団との模試結果が見えてきます。この結果を詳しく解説するために、秋になったら再度説明するつもりです。この模試は積極的に参加することをおすすめします。

時間が経つのは早く、すでに12月の話に移ります。この時期には、ほぼ全ての合格判定模試のスケジュールが終了し、どの学校に行くかの大まかな計画が立てられるはずです。この時点で、保護者の皆さんにとって重要なのは、冬に向けての健康管理とスケジュールの整理・組み立てです。これからのスケジュールを確認し、必要な準備をするのが良いでしょう。

子どもの成績の上下に一喜一憂するのではなく、事務的な準備に集中することで、マインドも安定するはずです。志望校を決めたということは、子どもも保護者も覚悟ができてきているはずです。まだ覚悟ができていない子どもも、いずれはできるようになります。勉強のことは塾と子どもに任せていただき、保護者は事務的な処理をしっかりと進めていただく方がうまくいきます。
この時期は、志望校が具体的な受験校へと変わっていく時期です。その決定方法については、適切なタイミングで声教保護者会などにて説明するつもりです。また、希望校は5年生までに決めておき、6年生の2月から志望校を決めるのが一般的です。希望はあくまで「なったらいいな」と思うだけのもので、具体的な志す目標「志望」へと切り替わっていくべきです。
12月も後半に入り、冬期講習が始まる頃、個々の生徒に適応した学習方法が求められます。このあたりはプロである塾の先生方に指導を任せることが適しています。
集団塾であれ、個別塾であれ、子ども一人ひとりのニーズに合わせた「個別指導=子別指導」を行ってくれるため、そちらはお任せするのが良いと思います。 もちろん、子どもによっては、保護者との共同学習が効果的な場合もあります。そのような場合は、その方式で学習を進めていただいて問題ありません。ただ、一緒に学習を進める場合、絶対に守るべき点があります。それは、「怒らないこと」です。

特にこの時期、怒りの感情を持つ人が受験生に近づかないようにすることが重要です。子どもが勉強中に怒られると、その悪影響は大きいです。もし勉強を見ていて怒る可能性があるならば、それは避けていただくべきです。子どもたちは「分かった?」と保護者の方に聞かれると「分かった」と答えます。実際には理解していない場合もあり、きちんと理解させ、実際の学習に反映させる必要があります。子どもの"分かる"と"できる"は違うということを覚えておきましょう。

1月の心構え
1年間の流れをざっくりと説明しましたが。年が明け1月になると、最も重要なのが自分自身のコンディション管理です。本番が目の前に迫っていますから、メンタルとフィジカルの状態を整え、受験を楽しむ心構えを持つことが大切です。
インフルエンザやコロナのワクチン接種などの予防策は、既に11月頃から始めていることでしょう。風邪をひいて数日間学習できないといったことになり、不安を覚えるという事態を避けることが重要です。そのためにも健康管理は非常に重要です。

受験に対して「とても楽しいことがもうすぐやってくる」という気持ちを持てるようにすると、自然と学習にも力が入り、勉強が面白いと感じることでしょう。そして、それは子どもだけでなく、保護者の方も積極的に感じていただきたいと思います。受験が楽しく、充実した時間であったと受験を終えられたその家庭は最も幸せだと言えます。

受験はさまざまな結果、つまり合格・不合格がありますが、最後まで中学受験というプロジェクトを完遂した者が真の勝者です。皆さんにとって、この1年間がより良い年にしていただきたいと思います。中学受験が人生を決定するわけではありません。しかし、中学受験を楽しむことができるかどうかは、その後の人生をより豊かで楽しいものにする一助となるはずです。
お子様と保護者の皆様の今年一年を、声の教育社スタッフ一同全力で応援いたします。どうぞよろしくお願いいたします。それでは、この動画はこれで終わりとさせていただきます。ご視聴ありがとうございました。