基本情報
創立年 |
1921年 |
系列校 |
小・高・大・短大 |
宗教 |
プロテスタント |
高校募集 |
あり |
給食 |
あり (女子部:各学年交代で自分たちで作る
男子部:週1日、高等科2年の生徒が調理。) |
食堂利用 |
なし |
軽食・販売 |
あり |
プール |
なし |
登校時間 |
8:00 |
土曜授業 |
毎週 |
施設
東京ドーム8個分の広大な敷地に広がり、約4,000本の樹木に囲まれた自然豊かな環境です。建物の多くは、世界的建築家フランク・ロイド・ライトの弟子である遠藤新・遠藤楽父子によって設計されました。幼児生活団幼稚園から最高学部(大学部)まで、すべての生徒がここで学んでいます。施設には、講堂、食堂、体操館、体育館、図書館、理科棟、生活創作館(裁縫室・美術室)、そして新天地と呼ばれる畑があります。
設立の背景、沿革
ジャーナリストの羽仁もと子・吉一夫妻によって1921年に創立されました。最初は女子部(中等科・高等科)のみでしたが、次第に初等部(小学校)、男子部(中等科・高等科)、幼児生活団(幼稚園)、最高学部(大学部)が加わり、4歳から22歳までの一貫教育を行う学校となりました。さらに未就園児親子の集まり「ことりぐみ」や45歳以上の学校「リビング・アカデミー」も開校し、幅広い年代の在校生がキャンパスに集まっています。2016年には第6代学園長に高橋和也が就任し、創立100周年記念事業『地球市民教育フォーラム』がスタートしました。
教育内容
生徒が主体的に学び、社会で生かす力を育むユニークな取り組みが特徴です。毎週土曜日には「探求」の時間が設けられ、生徒が興味のあるテーマを深掘り。他者との意見共有を通じて学びを広げる経験が、自ら問いを立てる力を鍛えます。また、キャンパスライフや寮生活を自分たちで運営する「自治」の実践により、プロジェクトマネジメント力や協働スキルが身につきます。
さらに「共生学」では、平和や環境、人権などの社会課題を24講座に分け、学年を越えた議論や実践を展開。教科を超えたアプローチで、多角的な視点と課題解決力を養います。加えて、畑での野菜作りや家畜の飼育を通じて食の循環を学び、命への感謝を育む食育も重視しています。自由学園ならではの「学び」と「実践」の融合が、未来に生きる力を育てます。
英語教育・海外研修
留学生や帰国生には、日本語講師による個別授業や受け入れ担当教員によるサポートを提供し、国際的な交流機会も充実しています。高等科生や最高学部生はデンマーク研修旅行やフィンランドのアラヤルビ高校との交換留学に参加でき、毎年2名の男子部生はウィンチェスター・カレッジでの3週間の研修を通じて英国の名門校で学びます。さらに、カンボジア研修では孤児院訪問や現地高校生、大学生との交流を通じて広い視野を養います。海外からのティーチング・アシスタントや体操講師の招聘、アメリカンスクールやユネスコ関連機関との連携、英語を活かしたレシテーションやスピーチコンテストの開催など、多様なプログラムを通じて生徒の国際感覚を育成します。
行事
春には、入学式・入寮式、新入生歓迎会、イースター礼拝があり、新年度のスタートを祝います。5月には遠足や文化祭「新緑際」、登山足慣らしが行われ、6月には遠足や中学年の学外学習が実施されます。夏には吹奏楽部や運動部の合宿、震災支援を兼ねたサマースクールやデンマーク研修旅行が予定されています。秋には体操会や修養会、広島研修旅行、名栗ワークキャンプ、学業報告会、美術工芸展が実施されます。冬には音楽会やクリスマス礼拝をはじめ、スキー教室や英語スピーチ大会、国際プレゼン大会などが予定され、生徒の発表や挑戦の場が豊富です。3月には卒業式やカンボジア研修で締めくくられ、充実した一年が完結します。
キャリア教育・進路指導
生徒が望む学びを実現できる進学先を見つけるために、卒業生や保護者、教師のネットワークを活用し、さまざまな分野で活躍している人々との交流を提供しています。自由学園の最高学部(大学部)では、少人数制でリベラル・アーツ教育を行い、豊かな自然の中で「よく生きる力」を持つ実力のある人材を育成します。教師と生徒が密接に関わり、個別にサポートしながら進学先選びや将来設計を支援する環境が整っています。
部活動
▼運動部
バスケットボール部
テニス部
バトミントン部
剣道部
フェンシング部
転回運動部
ダンス部
サッカー部
▼文化部
弦楽オーケストラ部
ウィンド・オーケストラ部
演劇部
化学クラブ
英会話
読書クラブ
ESS